【卸売業】リスケジュールを行っている企業の資金調達成功事例

事例概要

リスケジュールを金融機関にお願いしており、その期間中でノンバンクによる短期的な資金調達が必要な場合で成功した事例を紹介します。
固有の社名が特定されない表現になっておりますが、情報の性質上ご容赦ください。

状況

福岡県で建設資材販売。年商4億。借入9000万。平成21年にリスケジュールし、現在は月15万の元金返済中。
具体的な相談内容 地場ゼネコン、工務店の仕事が消費税前の駆け込み需要により増加し、そのための受注が増えたものの、支払サイトが1ヶ月、入金サイトが3ヶ月と受注が急に増えたことにより仕入決済資金が不足する見込みとなり、リスケジュール中のメイン銀行へ相談に行ったものの、「リスケ中ですので融資は難しい」と断られたが、現状の受注を逃すと当面大きな売上げにつながらないとのことで、決済資金2000万円の資金調達を何とかしたいとの相談だった。
負債状況 年商の2.5ヶ月ほどの借入残があり、現在はリスケジュール中である。
業種 卸売業
年商・企業規模 年商4億弱。
業績傾向

消費税増税によるマンション物件の施工数がふえ、顧客である建設業者向けの売上げが急増した。
今回の受注急増は消費税増税による駆け込み需要である要素が強く、一時的な受注増であると思われる。

取り組み

売掛金を担保とした融資をノンバンクと交渉し、資金不足額である2000万円の短期調達に成功した。

コメント

売掛金担保融資を手がけているノンバンクは全国にいくつかありますが、審査がそれなりに厳しいのと、売掛金の評価掛け目が業界・業種
企業名で違うため、審査にそれなりに時間がかかります。また、事業概況、資金繰り状況を金融機関側にタイムリーに説明できるだけの管理能力が求められます。手形割引のように簡単にはいかないのが現実ですが、商品によっては、登記をされないものや、得意先に警戒されるような連絡がされないような商品もあります。