なぜ設備投資の融資審査ほど事業計画書が重要なのか?
カテゴリ:銀行融資
設備投資資金とは
会社が日々の活動を行う上で必要とする資金は、
その使途により「設備資金」と「運転資金」とに大別されます。
設備投資資金とは、企業が今後の事業計画を進めるにあたって
必要とする設備の投資であり、企業の発展のためには欠かせないものです。
逆に、設備投資資金は返済期間が長期の為、長期にわたって資金が固定化される
ことになり、会社の財務構成(固定資産の増加や借入金の増加など)に対して
大きな影響があります。
設備投資資金は銀行にとってもメリットはあるとは
メリットは設備投資資金は長期間である為、収益性に優れており、
融資先との関係性が強固になる為、融資以外での取引拡大の機会が増え、
取引採算が拡大することです。
逆にデメリットは銀行にとっても設備投資資金は長期間となり固定化
されるため、融資の回収に至るまでのリスクは大きくなります。
銀行が見る設備投資資金の融資審査のポイントとは
銀行が設備投資資金の審査を行う時に見るポイントは
1.設備投資の目的と妥当性
→設備投資が本当に必要なのか?
設備投資を行うことによる生産能力の向上がどの程度?
など
2.資金調達の方法
→必要な設備投資資金(金額)の妥当性
自己資金は準備できているか?
協調融資の際の各銀行の融資額の妥当性
設備投資後の増加運転資金等の準備はできているか?
など
3.設備投資に対する損益への効果
→設備投資後の収支予測は客観的に見て妥当かどうか?
生産性の向上による損益の効果はどの程度か?
設備投資が損益に対していつから効果が発揮されるか?
など
4.設備投資資金の返済能力
→設備投資後、生産性向上により問題なく返済できるかどうか?
設備投資後の増加運転資金等の準備はできているか?
など
5.保全・担保の有無
→融資期間が長期になる為、不足の事態に備えて差し入れることができる担保が
あるかどうか?
など
以上の1~5について融資審査する際はチェックしています。
※あくまでも、一般的な設備投資審査であり、
各銀行により多少異なることもございます。
設備投資資金の融資を受ける為には事業計画書が重要とは
設備投資資金の融資審査のポイントを記載させて頂きましたが、
要はしっかりとした「事業計画書が重要」であるということです。
1~5のポイントを踏まえて、事業計画を作成する必要があります。
加えて、
「債務償還年数が設備投資後でも10年以内」かどうかも重要なポイントです。
以上のことを踏まえて、しっかりとした事業計画書を作成し、
設備投資融資を申し込まれてみてはいかがでしょうか?
↓こちらも良く読まれています。
――――――――――――――――――――――――――――
事業計画書作成について無料相談をご利用ください
↓↓↓↓↓↓
――――――――――――――――――――――――――――