なぜ在庫削減をするとキャッシュフローが改善されるのか?

カテゴリ:資金繰り

 

 

在庫が増えるとキャッシュフローは悪くなる

 

 

なぜ在庫削減するとキャッシュフローが改善されるのかというと、「在庫=現金」

考えた時に在庫が売れるまでは「現金が眠った状況」になってしまうからです。

 

 

在庫が現金化されるまで(商品を仕入れてから販売するまで)にはタイムラグがあり、

現金化されるまでは、キャッシュが減少している状況です。

 

 

また、その在庫が想定しているよりも現金化できなかった場合は、その分不良在庫となり、

現金が眠った状況が長く続き、キャッシュフローは悪化してしまうのです。

 

 

 

在庫削減とキャッシュフローの関係

 

 

業種によって細部は異なりますが、企業は商品を仕入れて、商品を加工もしくは

付加価値を付け、販売を行うことで利益を上げています。

 

 

100円で仕入をした商品を加工し150円の商品で販売し50円の利益を

得るという流れです。

 

 

商品を仕入れただけでは利益は生まず、販売して初めて利益を生み出すのです。

 

 

つまり、

過剰在庫の状況になれば、商品は現金化されず、キャッシュフローは

悪化してしまします。

 

 

逆に

在庫削減を行えば(商品の販売による現金化)、キャッシュフローは

改善されていきます。

 

 

 

具体的に在庫削減への取組とは

 

 

「在庫」は多くあれば現金を眠らすことになり、少ないと販売の機会を

失ってしまうため、いかに企業にとっての適正在庫を把握するかがポイントとなります。

 

 

その第一歩として、最も重要なポイントは在庫管理です。

 

 

在庫管理ができていないと、同じ商品を仕入れてしまったり、どの在庫が

どの程度不足しているのかが把握できず、無駄に商品を仕入れてしますことがあります。

 

 

まずは在庫管理を徹底的に行いましょう。

 

 

その上で、商品の販売状況、発注してから入荷されるまでの期間など、

商品毎の分析及び、過去からの販売状況などを考慮し仕入を行っていけば、

在庫の削減は可能です。

 

 

また、大量に商品を発注する際は、返品できるのかなどのリスクヘッジも

しっかりと行いましょう。

 

 

予定していた契約が直前で破棄になり、不良在庫を抱えて業績が悪化した

企業も多くあります。

 

 

その辺りのリスクも考えながら企業経営を行っていきましょう。

 

 

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