銀行融資の返済額はどのように決めたらいいのでしょうか?
カテゴリ:銀行融資
自社に合った銀行融資の返済額を知るには
銀行融資を受ける際に重要となるのが、毎月の返済額の決定です。
あなたは、自社の業績に対して適切な返済額をご存知でしょうか?
返済額は、少なすぎても返済が長期化して利子がかさみ、
多すぎれば毎月の資金繰りを圧迫します。
そのため、
銀行融資を受ける前にまず、資金繰り表で返済計画を立て、
その返済額で毎月延滞なく返済が可能なのかをシミュレーションする必要があります。
銀行融資の返済額を決定する際に重要なのが、
「 利益+減価償却費 」
で示されるキャッシュフローです。
特に、営業利益から得られる営業キャッシュフローが返済の原資となります。
そのため、基本的に銀行融資の返済額は
この営業キャッシュフローよりも少ないことが望まれます。
逆に、
もしも返済額を合計した際に営業キャッシュフローを超えてしまっている場合は、
その返済額は過大であると考えられます。
そのままだと現預金の資産を食いつぶしてしまうため、
何らかの方法で補填しなければなりません。
もしそのような状態に陥っていた場合は、もう一度返済計画を見直し、
必要であればリスケジュールなどの相談を行なうことが必要です。
銀行融資の返済額と債務償還年数
「借り入れた銀行融資を規定の返済額で何年後に返済できるか」
これを債務償還年数と呼びます。
一般に銀行は、融資予定額を営業キャッシュフローで分割した
債務償還年数が10年以内であることを、融資の目安
として考えています。
この債務償還年数を考慮にいれて、銀行融資の金額や、
毎月の返済額を決定しなければなりません。
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