銀行が事業融資の借り換えを提案してきた場合の対処法とは?
カテゴリ:銀行融資
事業融資の借り換え提案はどうする?
企業経営をしているといくつもの銀行から事業融資を受けることもよくあります。
長く取引がある銀行をお持ちの経営者の方も多いのではないでしょうか。
さて、そんなとき新規銀行から
「金利を下げますので事業融資を借り換えしませんか?」
という提案を受けた場合には、どうすればよいでしょうか?
金額も大きい事業融資において、金利の差は大きなポイントであり、
新規銀行の借り換え提案は魅力的です。
「じゃあ、金利の安い新しい銀行に事業融資の借り換えをすれば良いのでは?」
そう思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
実は安易な事業融資の借り換えは将来的にマイナスになります。
事業融資の借り換えをすると、当然、借り換えられてしまった銀行は
良い思いをしません。
借り換えによって取引がなくなってしまうため、
今後、事業融資を依頼しても受けてくれない可能性も高くなります。
今後、その銀行との取引をしない場合は構いませんが、
事業融資の借り換えにはそのようなリスクがあることを考えておく必要があります。
借り換え提案を利用して事業融資の金利を下げる
しかし、新規銀行が提示した低金利が惜しい…
という場合もあります。
そのような場合にはその提案を持って、現在事業融資を受けている
銀行で金利の交渉をするという方法があります。
「長年お世話になっているので借り換えはしませんが、金利の交渉は
できませんか」と提案することで、既に事業融資を受けている銀行でも、
危機感によって有利な交渉ができる場合もあります。
また、借り換えでなくても新規銀行から低金利の融資が受けられる
のであれば、少額でも融資を受けてパイプをつないでおくことも
経営のリスクマネジメントの上で重要です。
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