社長の自宅(個人資産)が担保に要求されたときの対処法とは?
カテゴリ:資金繰り
融資には社長の自宅が担保に必要?
「銀行に融資を依頼したら、社長個人の自宅を担保に入れてくれと
頼まれた」
これは、多くの社長さんが経験されたことのあることではないでしょうか。
銀行融資を受ける場合、ほとんどの場合担保を要求されますが、
このとき中小企業では社長の自宅を担保に入れるよう頼まれることが
よくあります。
このように社長の自宅など、社長の個人資産が担保にされることを
経営者保証と呼びます。
中小企業には担保にできる資産がない場合が多いことから、
社長の自宅を担保にする経営者保証は十分な信用を持たない
中小企業の信用補完として広く用いられています。
しかしながら、万一のことがあればもちろん担保である社長の自宅は
取られてしまいますし、担保となった自宅の売買も難しくなるため、
できれば社長といえど自宅を担保に入れたくはないものです。
社長の自宅を担保に入れずに融資を受ける方法はあるのでしょうか?
社長の自宅を担保に入れずに済ますには
社長の自宅を担保に入れずに融資を受けるには、
まず自宅の代わりとなる担保を提案して交渉する方法があります。
法人として所有している不動産を担保に入れることができれば、
社長の自宅を担保に入れずに融資が受けられます。
また、会社の業績が十分に良い場合は、
無担保融資の提案を交渉する方法があります。
無担保の融資であれば、社長の自宅を担保に入れる必要はありません。
しかし、もし会社の業績がよろしくなく、他に担保にできる土地や
資産がないとすれば、社長の自宅を担保にせずに融資を受ける
ことは難しいでしょう。
その場合は後々、社長の自宅にかかった経営者保証を外す手続きを
とるという方法も考えられます。
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