リースバックを行なう上での注意点

カテゴリ:資金繰り

 

リースバックのメリットとは?

 

 

「業者からリースバック契約を勧められたが、

一体どんなメリットがあるのか?」

 

 

 

お客様からこのような相談を受けることがよくあります。

 

 

 

「リースバック」とは、

土地や車両、什器などの固定資産を一度業者へと売却し、

それらをリース契約により借り受けることで今までどおり使用する、

という手法のことです。

 

 

 

この一見すると面倒な手法に、

一体どのようなメリットがあるのでしょうか。

 

 

 

リースバックのメリットとして最も大きなものは、

売却代として一時資金を入手できることです。

 

 

 

同時に、売却してもそのまま使用できるというメリットがあります。

 

 

 

これらのメリットからリースバックは、後にリース代を支払う代わりに

一時資金を手に入れるといった融資のような使い方をすることができ、

資金繰りが厳しくなった場合の切り札として非常にメリットがあります。

 

 

 

またその他にも、所有していた固定資産をリースバックにして

所有権を移すことで、固定資産税の支払いがなくなるメリットや、

メンテナンスを業者に任せられるなどのリースのメリットを受けることが

できるメリットなどがあります。

 

 

リースバックを行なう上での注意点

 

 

それではリースバックにはメリットばかりなのかといえば、

もちろんそのようなことはありません。

 

 

 

この手法のデメリットとして、まず、リース料が支払えなくなれば

使用の継続ができず、手放さなければならない点があります。

 

 

 

同様に、買い戻す資金がなければ固定資産の所有権を

取り戻すことができません。

 

 

 

また、リース料は経費として計上できることから、この税法上のメリットを

目的としたリースバックを考える方もいらっしゃいますが、

一時資金を目的としたリース契約は資金の借入と扱われて

税法上のメリットを受けることができない点も注意が必要となります。

 

 

メリットと注意点双方を考慮し、専門家などに

ご相談された上でご検討されてみてください。

 

 

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