中小企業の資金繰りで重要な検証ポイントとは?
カテゴリ:資金繰り
中小企業での資金繰りの検証において
どのような企業にとっても、資金繰りの検証は企業経営において
大変重要なことです。
しかし、資金繰りの検証ポイントは企業の規模や業種によって
大きく異なります。
そのため「大企業での検証と中小企業での検証に違いはあるか?」
「中小企業での検証において注意すべき点はどこか?」といった
疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
中小企業の資金繰りを検証する上では、まず中小企業の資金繰りの
特徴を考慮する必要があります。
中小企業は資本が小さく景気の影響を受けやすい、また企業に
余剰資金が少なく資金繰りに行き詰まりやすい、といった特徴があります。
そのため、特に中小企業における資金繰りの検証は、3ヶ月から
半年先を予測・検証するものにしなければなりません。
中小企業の資金繰りで重要な検証ポイント
中小企業の資金繰りの検証ポイントとして重要なのは、
まず資金繰りが行き詰まることがないかの検証です。
行き詰まらないことが当然ですが、中小企業は資金不足に陥りやすく、
また実際に資金不足になってからでは対応が難しくなります。
そのため、中小企業では必ず半年先程度までの資金繰り表を作成します。
特に、企業の業種による入金形態の違いが中小企業の規模では大きく
関わるため、業態に合った資金繰り表が必要です。
これを検証して、将来的に資金不足が予測される場合は
早めに融資を考慮します。
また、企業のキャッシュフローと対応させて検証することも
重要な検証ポイントとなります。
営業、投資、財務のキャッシュフローをそれぞれ検証することにより、
企業の資金繰り圧迫の原因を特定し、改善することができます。
例えば、
検証で営業キャッシュフローに問題があれば経費の見直しや
利益率の改善、財務キャッシュフローに問題があれば借入金の見直し
などを行なうことができるのです。
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