銀行員が上司を連れてきた時の思惑は? 1/2

カテゴリ:その他

 

 

 

今回は「中小企業と金融機関」銀行取引対応編

「銀行員が上司を連れてきた時の思惑は?」についてお伝えします。

 

銀行員との賢い付き合い方とは?

 

 

 

企業が恐れを抱く銀行員の突然の行動

 

 

経営者や財務経理担当者の方が、びっくりしてしまう銀行の行動の1つが、

 

「今までは、銀行の自社の担当者のみが定期的に訪問してきたが、

いきなりその担当者の上司や支店長が担当者に同行してやってきた」

 

という行動です。

 

 

この場合、企業側は「一体何があったのか」と身構えてしまいがちです。

 

 

私が多くの経営者の方と話をしてきたなかで、よく感じるのが、

企業は銀行のことを恐れている、ということです。

 

 

 

確かにそうかもしれません。

 

 

経営者としては、銀行から融資を止められてしまったら資金繰りが一気に窮しますし、

いきなり「全額返せ」という言葉をかけられないか怖いのは当然ですし…

 

 

そのような、企業側の銀行に対する恐れのなかで、

その恐れを増幅してしまう銀行の行動が、冒頭に示した例なのです。

 

 

では、銀行側から見て、この行動は何を意味するのでしょうか。

 

 

私の銀行時代の経験から、なぜ担当者がいきなり上司や支店長を連れてやってくるのか、

その理由を挙げていきたいと思います。

 

 

 銀行側が上司を連れてくる理由は、連れてきたのが、

・得意先係(渉外係・営業係)の上司か?

・融資係の長か?

・支店長か?

によって、それぞれ次のケースが考えられます。

 

 

 

連れきたのが得意先係の上司の場合

 

 

銀行の取引担当者が得意先係の上司を連れてきた場合に考えられるケースは以下の6つです。

 

1.    拡販したいケース

 

2.    もう一押しケース

 

3.    あいさつケース

 

4.    審査・保全ケース

 

5.    謝罪ケース

 

6.    ピンチケース

 

 

それでは個別に見ていきましょう。

 

 

 

1.    拡販したいケースの場合

 

 

その支店で何か売りたい商品があったり、拡販を集中的に行いたい場合、

得意先係上司自らが担当者と一緒に営業に回る。

 

 

2.    もう一押しケースの場合

 

 

「もう一押し」で企業から融資を申し込んでもらえたり、

金融商品を購入してもらえたりしそうな場合、

その「もう一押し」のために担当者が得意先係の上司を連れてやってくる。

 

 

3.    あいさつケースの場合

 

 

得意先係の長として、部下の担当先へのあいさつ回りのため、担当者と同行してやってくる。

 

 

4.    審査・保全ケースの場合

 

支店長や融資係から、得意先係に

 

「あそこの会社の○○の実態について調べてくれ(融資審査や融資保全のため)」

 

と指示され、担当者の経験不足から、その得意先係上司が担当者に同行してやってくる。

 

 

5.    謝罪ケースの場合

 

 

部下がおこしたミスのため、得意先係の長として謝罪のため、担当者とともにやってくる。

 

 

6.    ピンチケースの場合

 

 

自行の融資を別の銀行にまとめて借換えされそうな場合など、

その支店の営業においてピンチ状況に陥ってしまった場合、

なんとか挽回しようと、担当者に同行してやってくる。

 

 

 

連れてきたのが融資係の長の場合

 

 

4.の審査・保全ケースが考えられます。

 

支店長などから

 

「あそこの会社の○○○○の実態について調べてくれ(融資審査や融資保全のため)」

 

と指示されたり、自ら疑問に思ったことを調べようとして、担当者に同行してやってくる。

 

 

 

連れてきたのが支店長だった場合

 

 

3.のあいさつケースが考えられます。

 

このような分類から、なぜ担当者がいきなり、上司や支店長を連れてやってきたのか、

考えてみるとよいでしょう。

 

 

またその担当者が事前に、「○日に上司を連れて訪問します」と前もって言ってきている場合、

上記の分類に照らし合わせて、なぜ上司を連れてくるのか、推測しておくと慌てることもないでしょう。

 

 

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