銀行が融資を絞ろうとする時の行動 1/2

カテゴリ:銀行融資

 

 

 

今回は「銀行が融資を絞ろうとする時の行動」についてお伝えします。

 

 

銀行が融資を絞る。

 

 

今までのように融資を簡単に出すのではなく、

融資を絞っていく時に銀行がとる行動。

 

 

それはどのような行動なのでしょうか。

 

 

融資審査時に資料を追加で要求する

 

 

「融資審査は稟議制」、つまり審査を通すための書類が作られ、

それが支店内で下から上に通され、最後は支店長、もしくは本部の部長などが

決裁を行うことによって融資を行うかどうかを決める仕組みです。

 

 

融資を申し込んだ後、企業に対し追加資料を要求してくる。

 

これはどのような行動なのでしょうか。

 

 

まず、稟議書を書く行員が、審査を通すためにもっと根拠となる資料をほしい、

という場合です。

 

例えば企業の売上が上がる見込みがあるなら、部門別、顧客別、商品別に

どのように上がっていく計画なのか、また大きな契約が決まったばかりなら

その契約書や発注書はどうか、というように、資料が要求されます。

 

 

このように、稟議書を書く行員が追加資料を要求してくる場合は、

審査を通そうとしてその根拠資料を追加で要求してくるのですから、

特に問題ないでしょう。

 

 

気をつけなければならないのは、

稟議書が下から上へ回覧されている、その途中で追加資料を要求される場合です。

 

 

直近の試算表がないから要求されるなど、資料不足の場合はやむをえないですが、

今までに要求されたことのない資料を要求された場合。

 

 

例えば、

決算書の「売掛金」で「その他」という項目があり、「その他」の内訳を要求された場合。

 

 

それが今回、はじめての要求だった場合。

 

 

銀行は、その企業を警戒しはじめています。

 

 

そのため、銀行は疑念となるところを調べようと、追加資料を要求します。

 

 

このように、銀行はどのような考えから追加資料を要求してきているのか。

 

 

その要求する資料により、銀行が何を考えているのか、考えを読んでいくとよいでしょう。

 

もしくは行員に「なぜその資料を要求するのですか?」と直接聞いてみてもよいでしょう。

 

 

 

融資返済期間を今までに比べて短くする

 

 

例えば、今までであったら返済期間3年で融資してくれたのが、

今回の融資は1年とされた場合。

 

 

つなぎ資金や季節資金、賞与資金など、返済期間を短くするのが当たり前の融資を除き、

通常の運転資金で、返済期間を今までより短くされた場合、

銀行はその企業を警戒し始めています。

 

 

企業の業況が芳しくなく、今までのように返済期間3年で審査を通すことができないから、

返済期間1年で融資審査を通して様子を見よう、という行動をとります。

 

 

その次の融資は、再び返済期間を長くできるよう、

企業は経営改善を行っていきたいところです。

 

 

経営者の方は、「金融機関の対応が今までと少し違ってきたな」と感じたならば、

それは金融機関から経営者への「経営改善依頼」のシグナルだと思いってください。

 

 

「今のままでは次回は厳しいですよ」

「このままではいずれ借入は難しくなりますよ」

と暗に伝えてくれているのです。

 

 

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銀行が融資を絞ろうとする時の行動 2/2