諸経費や買掛金の支払い延期の具体的なお願いの方法とは?

カテゴリ:資金繰り

 

 

 

今回は資金繰り改善のポイント「緊急事態の資金繰り対応」について

お伝えいたします。

 

緊急度、難易度の高い順番でお伝えしていきます。

 

こちらは支払ができない際は、不渡りなり事業継続が即厳しくなる為です。

 

第4回は「諸経費や買掛金の支払い延期の具体的なお願いの方法とは?」です。

 

 

 

万が一の時の影響を考える

 

 

緊急の資金繰りを行っていかなければならず、諸経費や買掛金の支払いを

待ってもらう場合はどのようにしたらよいのでしょうか?

 

 

どの支払先を支払いを延ばしてもらい、どの支払先に優先的に支払っていくか?

 

次のように考えていきます。

 

 

まず、支払いを延ばしてもらうようお願いすると、その取引先から警戒されて、

今後の取引を止められる可能性が高くなります。

 

 

そこであなたの会社から見て、万が一、その取引先から今後の取引を止められたら、

影響はどうなるのかを考えてみます。

 

 

取引を止められることによる影響が大きい取引先より、影響が小さい取引先に対し、

支払いの延期をお願いしていくようにします。

 

 

 

支払延長を依頼する企業の優先順位は

 

 

その取引先との取引が止まると事業ができなくなる場合とは、次のような場合があります。

 

 

・電力会社や水道会社→電気や水道の供給を止められると事業ができなくなる。

 

・継続的な仕入をしている仕入先、仕事を請けてもらっている外注先

 

 

 

一方で取引を止めても影響が小さい取引先とは、次のようなものがあります。

 

 

・今後使うことがないであろう経費。

   例えば、ホームページ制作を単発でしてもらったホームページ制作会社

 

・今後取引をすることがないであろう仕入先や外注先

 

 

 

次に、お願いがしやすい取引先には支払い延期をお願いしていきます。

 

 

例えば

その取引先から見てあなたの会社が大口の販売先であり影響が大きい取引先、

取引先との取引が長年にわたっており、いろいろ相談できる関係が築けている取引先、

などがあります。

 

 

なお、支払わなければならない金額が大きい取引先から、

支払いを延ばしてもらうお願いをしていくと、緊急時の資金繰りにはかなり効果的です。

 

 

また、支払いを延ばしてもらうお願いで大事なのは、

決まった支払日に支払いができなければ、

いつだったら支払いができるのか、明確にすることです。

 

 

「3月31日に支払いができないので、

4月30日には必ず支払うから待ってほしい」と話をしていきます。

 

 

しかし、

それは当てずっぽうの日付ではなく、月次資金繰り表と日繰り資金繰り表で支払い計画を立て、

この日だったら必ず支払いができる、という日を指定します。

 

 

延期した日付に、さらに支払いができなかったら、信用は大きく落ちることになります。

 

また、分割支払をお願いするのも1つの方法です。

 

 

「3月31日に支払うべき80万円の支払いができないので、4月30日から毎月10万円ずつ、

8ヶ月の分割支払にさせてほしい」と話をします。

 

 

 

諸経費、買掛金の支払い延期依頼のまとめ

 

 

緊急の資金繰り対応時においては、

「諸経費」、「買掛金」などは優先順位をつけて支払いを行いましょう。

 

 

優先順位の付け方に関しては上記でもお伝えしていますが、

「事業継続」という言葉はキーワードです。

 

 

「事業継続」ができるようにA社には支払いをする。B社には待ってもらうなど支払の

一覧表を作成し、仕分けを行っていきましょう。

 

当社に相談にこられた経営者の方で、取引先全社に支払サイトの延長をFAXで依頼した

という経営者の方がいらっしゃいました。

 

 

その結果どうなったか…

 

取引停止を依頼してくる企業や手形から現金に変更依頼があったり、

逆に保証金を依頼してくる企業があったりと逆効果となりさらに資金繰りが悪化させていました。

 

 

安易な支払い延期依頼は会社にマイナスです。

 

支払い延期依頼は慎重に行いましょう。

 

 

また、上記でお伝えしていますが、約束した日に必ず、

支払えるように「資金繰り表」及び「日繰り表」しっかりと作成し対応を行いましょう。

 

 

あくまでも緊急的に資金繰りが厳しくなった時の対応です。

 

 

このような緊急対応を行わなくていい様に、日ごろから「資金繰り表」「日繰り表」を作成し、

このような事態に陥らない様に取り組んでいきましょう。

 

 

 

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