税金、社会保険、給料が支払えない時の注意点と対処法とは?

カテゴリ:資金繰り

 

 

 

資金繰り改善のポイント「緊急事態の資金繰り対応」について、

緊急度、難易度の高い順番でお伝えしていきます。

 

 

ここでは「税金、社会保険、給料が支払えない時の注意点と対処法とは?」

ついてご紹介します。

 

 

それでも支払いを遅らせる場合は…

 

 

緊急の資金繰りを行うにあたって、最もやるべきではないことは、

「税金」「社会保険料」「給与の支払い」を遅らせることです。

 

 

資金繰りが困窮した際に支払延期を依頼する優先順位としては

一番最後に検討する項目です。

 

 

税金は、納期限に延滞すると、延滞税が発生します。

 

 

国税の場合、

納期限から2ヶ月は一定の割合(平成25年1~12月の場合年利4.3%)、

納期限から2ヶ月経過した後は年利14.6%の延滞税がかかります。

 

 

社会保険料の場合は、

納期限から3ヶ月は一定の割合(平成25年1~12月の場合年利4.3%)、

納期限から3ヶ月経過した後は年14.6%の延滞金がかかります。

 

 

税金を納付することは国民の義務ですし、社会保険料も同じです。

 

 

消費税や源泉所得税、源泉住民税は預り金の性質ですし、

社会保険料も社員の給与からの天引き分は預り金の性質です。

 

 

また法人税は企業が稼いだ利益から支払うものです。

 

 

 

それらが支払えないということは、

本来、稼いだ利益や預かった現金を流用したということになり、

大きなペナルティが発生します。

 

 

それが延滞税や延滞金の発生ということであり、

また滞納が解消できないと、差押えにより回収されることもあります

 

ちなみに差押えは、預金、不動産、売掛金を筆頭に、その企業の資産、全部が対象です。

 

 

 

支払遅延の相談をするにあたっての注意点とは

 

 

資金繰りが厳しく、すでに税金や社会保険料の遅延が発生していて、

すぐに全てを支払えないのなら、経営改善計画書、資金繰り表を含め、

どのように分割して支払っていくようにするのかをまとめた分割支払計画書を

作成し、税金の場合は税務署や国税局(滞納額が1,000万円以上の場合)、

社会保険料の場合は、年金事務所に相談に行きます。

 

 

誠意のない対応、例えば滞納状態で、税務署や年金事務所に

説明に行かない企業に対しては、差押えがされやすいです。

 

 

すぐに滞納を解消できるように、資金繰りを改善できたり、

資金調達ができるとよいのですが、現実的に税金や社会保険料を

滞納している企業が金融機関から融資を受けるのは困難であり、

その中で滞納分をどのように支払っていくか、

支払計画を立てて話をしていきたいです。

 

 

また、税金や社会保険料もそうですが、

年度単位で取引が正常化どうかを見ているケースあります。

 

 

例えば、

「年度内(3月末)までに延滞分を支払います」というような計画を

作成すると納得して頂ける可能性は高いです。

 

 

そのようなことを見越して資金繰り表を作成し、

支払いが可能かどうか検討してみてください。

 

 

 

給与について

 

 

次に給与の遅配です。

 

これもやるべきではないです。

 

遅配により、社員の仕事へのやる気は著しく低下しますし、

遅配が長引くと社員は生活ができず、辞めていく社員も出てくるでしょう。

 

 

しかし

どうしても資金繰りが回らない場合は次のようにしていきます。

 

 

 

給与の遅延の対象法とは

 

 

まずは経営者が社員に謝罪します。

 

これは当たり前のことです。

 

 

そして、止める順番は、まずは経営者です。

それだけでは足りない場合は役員、それでも足りない場合は社員、とします。

 

 

また、社員も生活がありますので、例えば一律10万円は支払う、

というように支払える金額は支払うようにします。

 

 

また、いつ支払うのか、支払日を提示します。

 

この支払日は当てずっぽうではいけません。

 

 

告知された支払日に支払いがされなかったら、

社員からの信頼は大きく落ちます。

 

 

日繰り資金繰り表で、いつだったら支払えるのかを検討します。

 

 

 

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