緊急の資金繰り対応からの改善の第一歩とは?

カテゴリ:資金繰り

 

緊急時の資金繰り対応については

 税金、社会保険、給料が支払えない時の注意点と対処法とは?

 資金繰り緊急時の支払い優先順位とは?

にて支払延期を依頼してください。

 

 

ここでは緊急の資金繰りから脱する為に取り組むべきことについて

お伝えしていきます。

 

 

まずは「資金不足の原因と解決策」についてお伝えしていきます。

 

 

このようなケースがあると資金繰りが厳しくなるという警報でもありますので、

現状、資金繰りが回っている経営者の方にも是非見て頂きたと思います。

 

 

 

1日1日の現金預金残高をプラスにすることを意識する

 

 

「あと2週間で資金が不足する」

 

 

こんな状況に陥ってしまった場合、あきらめて倒産してしまうのではなく、

まずは緊急の資金繰りを行うことにより、倒産回避を目指します。

 

 

緊急の資金繰りでは、日繰り資金繰り表により、

向こう3ヶ月間の資金繰り予定を目に見えるようにし、

1日1日の現金預金残高がプラスで維持できるよう、調整を行っていきます。

 

 

このような状況では、銀行や信用金庫等から新たな融資が受けられません。

 

 

融資を受けられるのならこんな状況に陥っていません。

 

 

緊急の資金繰りでの対処法のまとめ

 

 

緊急の資金繰りでは、入金・支払いに分けて考えます。

 

 

入金を早め、支払いを遅くすれば、その企業は資金繰りが回り、

倒産を回避できます。

 

 

単純なことですが、動かなければ何も始まりません。

 

 

緊急の資金繰りでは、ノンバンクや親せき・知人など、

ふだんは行わないような資金調達策もあたっていきます。

 

 

そして売掛先で交渉できるところは、

入金を前倒ししてもらえるよう頼んでいきます。

 

 

そして支払いの方は、延期や分割支払にさせてもらえるよう、

交渉してきます。

 

 

全て、日繰り資金繰り表を見て資金繰りを組んでいきます。

 

 

 

この段階では月ごとの資金繰りを見る月次資金繰り表だけでは

足りないですから、日繰り資金繰り表を併せて使うようにします。

 

 

そして緊急の資金繰りを行って倒産回避できても、

それで会社が再生できたわけではありません。

 

 

ただ倒産回避しただけです。

 

 

再生に向かって、経営者は進んでいかなければなりません。

 

 

 

資金繰りを改善し、再生へ

 

 

このように倒産回避できたらそれで安心してしまう経営者は

とても多いものです。

 

 

しかしそこから、事業が赤字である状態から黒字化させ、

利益を上げて現金を生み出していく中で、迷惑をかけている

支払先に支払いを行えるようにしていかなければなりません。

 

 

 

事業で赤字を出し続ければその会社から現金が

どんどんなくてっていくのですから。

 

 

 

倒産回避のために緊急の資金繰りを行う際は、

「金融機関の融資のリスケジュール」「返済の減額・猶予」は必須でしょう。

 

 

そして金融機関にリスケジュールを申し込む際は、

経営改善計画書が必要です。

 

 

しかしその計画書は、金融機関と交渉するためのものではありません。

 

 

あくまでその企業が、どうやって経営改善を行って再生していくか、

その土台となるものです。

 

 

そこで経営改善計画書を立て、再生に向けてスタートしていきましょう。

 

 

経営改善計画書を立てる時には、資金繰り及び経営状態が

悪化した原因を分析し、その改善をどのように行うかということについて

3~5年程度の計画を立てていきます。

 

 

 

資金不足の原因と解決策については経営改善計画を立てる第一歩となります。

 

 

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